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COLUMN
コラム

2025.07.28

犬ちゃんの夏バテ防止食材はこれ!

こんにちは!港北にっぱ動物病院です。
猛暑が続いていますが皆さま体調はいかがでしょうか?
この時期スーパーに寄るとよく見かけるのが夏野菜!まさに今が旬ですね。

今回は“食”についてお話したいと思います。

犬ちゃん、猫ちゃんは何食??

ご存じの方も多いかと思われますが・・・
ヒト:雑食
イヌ:雑食寄りの肉食
ネコ:ほぼ肉食

本来の食性はその動物の消化器官が適応できている食べ物と関係しています。肉食性が強いほど歯が尖っているため、突き刺して切り裂くことのできる食べ物が適しています。最初に消化される栄養素が人が炭水化物🍙ですが、犬ちゃん、猫ちゃんではタンパク質🥩です。 タンパク質中心とした栄養バランスが適しています。体長に対する消化器官は肉食性が強いほど短いためと言われています。 猫ちゃんは犬ちゃんの1.5倍、人の6倍のタンパク質が必要とされています。

人:小腸6-6.5m 大腸:1.5m
犬:小腸1.7-6m 大腸:0.3-1m
猫:小腸1-1.7m 大腸:0.3-0.4m

上の情報を見てもネコちゃんがより肉食🥩なのが分りますね。

犬ちゃん、猫ちゃんの夏バテの症状ってどんなの?

食欲が落ちる、体のだるさなど人と同じような症状が見受けられます。
もちろん夏バテ以外にも表れる症状ではあります。下痢や吐くことが増える、日に日に悪化することがあれば別の病気やこの時期は熱中症の場合もあるので様子を見ずに病院へ行かれるかとをお勧めいたします。

夏バテ防止にもなる”旬”な夏野菜の紹介!

犬ちゃん向けではありますが、夏野菜もたくさんある中で代表的なものをご紹介したいと思います。

トマト:リコピンやβカロテンなど抗酸化作用の働きがあり目の機能や皮膚・粘膜を健康に保つ。ビタミンCも豊富。カリウムも含まれており利尿作用よって水分とともに体内の余分な熱を取り除き、体温調節にも役立つ。水分も多く含まれているため水分補給にもなる。
※完熟していない青いトマトや茎、葉、ヘタ部分には中毒物質が含まれているので与えないでください。

きゅうり:カリウムの利尿作用よって水分とともに体内の余分な熱を取り除き、体温調節にも役立つ。健康維持に必要なビタミンKなどを含む。水分も多く含まれているので水分補給にもなる

なす:腸内環境を整える食物繊維を含む。ビタミン類も多く含まれている。体内の余分な熱を取り除き体温調節に役立つカリウムも含む。水分も多く含まれているため水分補給にもなる
※茎や葉には中毒物質が含まれるので与えないでください。

おくら:歯や骨を丈夫にするカルシウムや食物繊維も豊富。体内の余分な熱を取り除き体温調節に役立つカリウムも含む。水分も多く含まれているため水分補給にもなる。

注意することも・・・

どの野菜も与えすぎは注意です⚠️食物アレルギーが出る可能性もあるのでまずは少量から試してみましょう。
他にも水分の多い野菜に関しては水分過多になって逆におなかが緩くなってしまうこともあります。また、病気があり療法食を食べている子など食事に制限がある子は与える前に獣医さんに相談しましょう。与える際には細かく切り火を通したり、すりおろすことで消化がしやすくなります。
また、猫ちゃんはほぼ肉食動物のため食物繊維の消化が苦手です。その動物性にあった食事を選ぶことが一番なことをお忘れなく。
楽しく、おいしく夏を乗り過ごしましょう!

余談ですが、看護師Fはオクラが好きです😊