MENU
〒223-0056
神奈川県 横浜市港北区
新吉田町 3167
045-577-3988

COLUMN
コラム

2025.09.22

うさぎを初めて迎えるときに準備すること

🐰はじめに

動物看護師Yです!うさぎを迎える時まず何から準備すればいいのか、環境作りなどはじめは迷いますよね。

今回はうさぎを初めて迎えるときに準備しておいてほしいものや、迎えた後にやってほしいことについて詳しく説明していきます!

🐰迎える前に必要なもの

・ケージ

ウサギ用のケージは寝そべった時や立った時でものびのびできる十分な大きさのものが理想です!あまり部屋んぽをしない場合は体の2~3倍ほどの広さにして、ケージ内で部屋んぽができるようにしてあげましょう。その時逃げ場や安心できる巣などをケージ内におくことによってもっと快適なお家になります!

選ぶ床材によってはソアホックという病気にもなりかねないので足に負担の少ない木材や、やわらかいマットを敷くなど対策をしてあげましょう!

<ソアホックとは・・・>

ソアホックとは、足底皮膚炎のことで、硬い床材による足裏への負担や血行不良、摩擦、不衛生などが原因で起こります。

うさぎの後ろ足の構造上、もともと踵に負荷がかかりやすく、かつ硬い床との接触や肥満による足への負荷があると圧迫は増して、血行はより悪くなります。初期の症状は脱毛が見られ、だんだん脱毛した場所が炎症を起こして、治療しなければ最終的に激しい痛みにより運動を嫌うようになったり、正常な姿勢が取れず足を上げるようになり、食欲不振も示すようになります。

少しでもそうならないために、床材はクッション性の高いものにする。運動不足も原因になるためケージから出て、自由に動ける時間を作ってあげたり、肥満にならないようペレットやおやつの量には気を付けたりとしっかり環境を整えてあげることが大切になってきます!

・水入れ/フード入れ

水入れはお皿に水が溜まるタイプの給水機や、ノズルタイプの給水機など沢山種類があります。

お皿に溜まるタイプだと自然な姿勢で飲水できて体への負担が少なかったりとそれぞれにメリット・デメリットがあり、うさぎの好みやケージのタイプに合わせて準備してあげましょう!

・キャリーバッグ

うさぎを病院に連れて行くときに必須なのがキャリーバッグです。

通気性がよく夏などに空気が籠らないものがお勧めで、他にも長時間の移動は給水ボトルを設置できるものや、すのこが入ってるものなど、用途に合わせてキャリーを選びましょう!

・乾草(チモシー)

うさぎの歯と体の健康のために乾草はとても大切になってきます。

チモシーを自由採食にして常に食べられるようにする方法がおすすめで、タンパク質や繊維質を考えたとき一番刈りのチモシーを食べてくれれば一番いいのですが、好みによってはやわらかいものや、嗜好性の強いものが好きな子など、好みはそれぞれなので、あまり食が進まないようであれば、2番刈りや3番刈りなど柔らかい乾草を試してみてください!

・ペレット

ペレットはうさぎの総合栄養食です。チモシーにプラスであげることで、他では補えない栄養素を摂取できますが基本的にはチモシーが主食です。

種類はハードタイプやソフトタイプ、ブルームタイプなどがあり、大きさや形にも様々なバリエーションがあります。量は乾草8割以上ペレット1-2割ほどのおやつ程度にして、与えすぎには注意しましょう。

・掃除用品/消臭スプレー

毎日のトイレ掃除や定期的な全体の掃除は、うさぎのうんちの変化に早く気づくことができたりと健康を維持するうえでとても大切になってきます。

うさぎは臭いの少ない動物とされていますが、排泄物からは独特なにおいがします。においを少しでも軽減するために、消臭剤入りのトイレ砂や、シーツなどに直接かけるスプレーなどが売られています!

・ブラシ

うさぎは年に4回換毛期があると言われていて、少し撫でただけですっぽりその部分の毛が抜けたりすることもあります。

その間にブラッシングをしないと毛づくろいによって飲み込んだ毛が腸に詰まりうっ滞になってしまうなど命に関わる病気になることも考えられます!

ブラッシングをとても嫌がる子もいます。その時は無理やり捕まえてするのではなく、ウサギ専門のお店に行ったりブラッシングをしてくれる動物病院に行ってブラッシングや爪切りをしましょう。

・かじり木

かじり木は歯の健康維持やストレス発散にとても有効です。またケージや扉をかじる癖がある子には扉などに直接かけられる物もあり、かじり防止にも役立ちます!

かじり木には沢山の種類があり、リンゴや桃味の物、スタンドタイプのものなど、ウサギのサイズや好みによって準備しましょう!

🐰注意点

うさぎを迎えて3日ほどは、ケージから出したりスキンシップを取ることよりも、静かな環境でお家に慣れてくれるよう見守ってあげてください。少し慣れてくれたら4日目くらいに、ケージの中で頭をなでなでしたり少しずつスキンシップを取りましょう!

部屋んぽの注意点

ケージの中だけではストレスになってしまうので、お家に慣れてきたら1日に数時間ほど部屋んぽをさせてあげましょう!

その時の注意点として

①かじられる位置にあるコードは隠す

②外に脱走できそうな隙間を隠す

③食べてはいけないものは隠す

うさぎさんは壁や柱、コードなどあらゆるものをかじります!かじってしまうものによっては命に関わるものもあるので、しっかり周囲の環境を整えてから出してあげるようにしましょう。

🐰まとめ

うさぎはすごく懐いてくれる子や、怒りんぼなどその子によって性格が全然違います。

うさぎはよく見て愛情をたっぷり注いであげれば、寄り添ってくれたり、最初は無表情に感じても、だんだん飼い主にしか見せない愛らしい表情や行動を見せてくれるようになります!

いつも注意深く観察し、丁寧に面倒を見てあげながら、うさぎと一緒の生活を楽しんでくださいね!